昨今、ニュースで話題になるように、
介護の現場では様々な問題が起きています。
その原因の一つに、職員の働く環境があると思います。
今の介護施設では、職員と入居者は1対1の関係、
1人の職員の経験、能力に頼った介護になりがちです。
私たちは、この現場任せになっている介護を変えていきたい。
大切なのは、思いだけでなく、しくみで解決すること。
例えば、幸輪福祉会の一部の介護ベッドには、
就寝や離床の有無、心拍数が判る「眠りSCAN」を導入し、
職員の見回りをサポートするツールとして活用しています。
その他、位置情報システムによる入居者のモニタリングシステム、
職員間のコミュニケーションを効率化するプラットフォーム、
食事や排せつを自動管理するシステム等も開発中です。
こうしたしくみを導入することにより、職員は孤独にならず、
常に周囲から支えられている状態を作ることができます。
入居者は、施設内の各専門家で構成されるチームにより、
24時間365日、見守ることができます。
目指すは1対1ではなく、1対nで関わる介護。
より安全で質の高い介護を実現するために、
私たちは1つ1つ、形にしていきます